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大工道具、その4(道具箱、他)

 ここ中津川と言えば栗きんとん。石田塾長邸の栗を頂き、栗ご飯を食べて中津川の秋を満喫しています沼野です。

 入塾してからあっという間に半年が過ぎてしまいました。この間、訓練を重ねて道具も自分に合った物を探して購入するようになってきました。今回、道具に関連して自分が手製した自慢のオリジナルグッズを紹介します。
 まずは道具箱。学校から貸与された道具と、早く使い慣れたい自分の道具を分けて保管する為に道具箱が必要になりました。作図して佐々木先生に材料の手配をお願いしたところ、塾生全員の材料を準備して頂けました。
 大工さんの道具箱といえば「木箱」ですよね。使い勝手からすれば市販されている樹脂製が良いのかもしれませんが、ここではやはり木製にこだわってみました。
マンガシロ材とベニヤ板で作りました。自宅に持ち帰り、オスモの無公害木材保護塗料を塗り、渋さを演出してみました。蓋の斜めの帯板もカッコ良いでしょ~う♪ 
名前は、屋号も焼印も無いので、手彫りしました。
(1文字彫るのに30分もかかってまった~!)
<下の写真は道具箱と油ツボ>
大工道具、その4(道具箱、他)_b0178322_212176.jpg

 道具は使い慣れる事が何よりも大切です。学校の道具より、自分の道具に早く慣れた方が良いと、暇を見つけてはホームセンターやインターネットで調べ自分に合った物を購入しています。現在は、ほぼ自分の道具で実習の課題をこなせるまでに揃えました。
<下の写真は道具箱に収めた道具、玄能の下に見えるベニヤ板は底板ではなく、鑿(ノミ)の箱>
大工道具、その4(道具箱、他)_b0178322_213890.jpg

 自分の道具で特に気に入っているのは、使い終わった道具の刃に油を塗る、「油ツボ」です。自宅付近の工務店に「ご自由にお持ち帰りください」と竹が山積みされており、その中で手頃な竹を持ち帰り作ってみました。蓋を付けたのがミソで、工具箱の中で転がっても、道具に油が付きません。炊事場のフライパンの横にもひとつ欲しい一品です。
大工道具、その4(道具箱、他)_b0178322_2134581.jpg

 鑿(ノミ)も購入した時は紙箱でしたので木製に作り直しました。某ホームセンターのお客様工房に行き、スライド丸ノコを使い溝を切りました。1本ずつ太さが違うので採寸、作図に苦労しました。又、柄と刃が使っていくうちに短くなっても隣とぶつかない様にしました。蓋の裏に貼り付けた畳柄のクッションもおしゃれでしょう。(100均です)
大工道具、その4(道具箱、他)_b0178322_2141530.jpg

 鋸(ノコギリ)は、布で巻くオリジナルの収納袋を作りました。(私はミシンも結構使えます)今までタオルで巻いていたのと比べ、すぐに取り出せるようになりました。
大工道具、その4(道具箱、他)_b0178322_2143796.jpg

 道具は自分の片腕であり、飯の種です。常に整備された状態に維持しているのがプロだと思います。道具は大切にする事により愛着が湧いてきますし、道具も答えてくれます、それが腕前を上げる第一歩だと思っています。いい仕事が出来るように、大切に一生使っていきたいと思っています。




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by mokushojuku | 2010-10-13 21:14 | 木匠塾
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