野分けのまたの日

 週末から大型の台風12号がゆっくりと日本列島を横断。紀伊半島をはじめ、各地に記録的な豪雨を降らせ、死者、行方不明者もたくさんでています。この地方は幸い大きな被害はなかったようですが、2日間にわたって断続的に吹いた風で、家の回りもすっかり「野分けのまたの日」の様相です。
日よけが風のため被害に
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なぎ倒された収穫前の稲
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 この言葉は徒然草だったかなと思ってネットで調べてみたら、枕草子の一節だとわかりました(藤掛先生=高校の古典の先生、すみません)。原文は「野分けのまたの日こそ、いみじうあわれにおかしけれ」=台風の翌日の朝は、たいへん趣があって、面白いと訳されます。被災された方には不謹慎で申し訳ないのですが、清少納言は次のように続けるのでした。「立蔀、透垣などの乱れたるに、前栽どもいと心苦し・・・」
 ここでなんと「立蔀(たてじとみ)」が登場です。解説には格子組に板を張り付けたもので、庭や縁側などに固定して、目隠しなどに使用していたものとあります。先週の「健康住宅」の授業で、「建具」の項に「蔀戸(しとみど)」がでてきたばかりです。蔀戸は、今はお寺などでしか見ることはありませんが、平安時代には寝殿造りの主要な外部建具だったそうです。そして建物の内部は几帳にとばりをかけて部屋の間仕切りにしていました。
 そこで、同時に習った建具の面。面には角面、猿頬面、銀杏面などいろいろありますが、「几帳面」がもっとも格式が高く、厳格さが必要とされる欄間建具などに使われるとのことでした。几帳面な性格というのはここからきているのですね。
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とりとめもなく、こんなブログを書けることに感謝する野分けのまたの日でした。
                             By のぼちゃん  

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by mokushojuku | 2011-09-06 12:19 | 木匠塾
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