木匠塾で技能向上(千鳥格子)

 こんばんは沼野です。木匠塾周辺の山は薄っすらと雪化粧しました。授業では、5日間の建前が終了し、一息つく間も無く、全員で二級大工技能士の練習に励んでいます。
 ただ今、来年度、塾生の大募集を行っています。私自身、数年来ここで勉強したいと思い続け、やっと念願かなって、10期生になることが出来ました。授業の内容は、ブログで報告される事が多いので、私自身の木匠塾生活について記述します。
 寮に入っていますので、ほとんど校外に出る事はありません。(出ようと思えば自由に出れます)晩の5時に授業が終わると、自由時間になります。実習棟は常に開放され自由に使用できます。刃物研ぎや、実習で作った物が納得の出来栄えでなければ、再挑戦もできます。また、作図をすれば先生が材料を手配していただけるため、色々な作品を作る事が出来ます。
 私は毎日、8時頃まで実習棟に居ます。貴重な一年間を無駄に出来ない思いと、技能を習得したい気持ちが自然に実習棟に向かわせます。ここでの時間は苦にならず、本当に早く過ぎてしまいます。
 その中の作業のひとつ、「千鳥格子」について紹介します。
これは、実習の授業の中で、余った時間を有効に使うため、空いた時間にやるようにと先生から提示された物です。

まずは、材料が支給されます。棒2本から作ります。
①鉋(かんな)を掛けて正方形断面に仕上げます。
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②墨付けをします。同型5個+1個の6個の部品です。
  ※正確な墨付けをしなければ、正確な加工が出来ません。
③鋸(のこぎり)で切れ目を入れます。
  ※墨通り、正確に切らなければいけません。狭くて嵌らなかったり、隙間が出来たりしないように注意します。
④鑿(のみ)で切り欠き、それぞれの面を仕上げます。
  ※鑿が切れければ、仕上げ面が凸凹になってしまいます。
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6本分の加工が済むと、6個の部品に切り分けます。
⑤鋸で垂直に切断します。両端の切断面の面を取り、仕上げます。
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組み立てします。少しだけ頭を使います。
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完成です。今回は塗装もしてみました。
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 用途は、花台、鍋敷きにしています。私は4個作りました。
簡単のようですが、①~⑤の技能が集約されています。正確な墨付けが出来なければ、隙間だらけになってしまいます。鉋も鑿も切れなければ良い仕上がりになりません。切れるためには「研ぎ」の技能も要求されます。鋸を真っ直ぐに引く技術も必要になります。たかが千鳥格子、されど千鳥格子です。
 また、自分の出来栄えに満足したら、それ以上に技能は向上しません。ここをもう少しこうすれば良かった。次はこうしよう!と常に考えています。やる気次第でいくらでも訓練できる自由な環境がここには用意されています。 毎日がこんな調子で、気が付けば8時過ぎです。
 オット!いかんいか~ん。これから自炊で夕食作らなきゃ。


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by mokushojuku | 2010-12-24 23:03 | 木匠塾
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