大工道具 その3 (鉋)

 暑い日が続いていますね。静岡県生まれのため、休憩に温かいお茶を飲んで汗をいっぱいかいて実習に励んでいます沼野です。

 今日のテーマは鉋(かんな)です。大工道具は選ぶのがとても難しいと実感しています。通常の商品は仕様表があり、性能を数値的に表したり、言葉で特性を表現しています。しかし鉋や鑿(のみ)の刃は、そうはいきません。刃の材質でハイス鋼(高速度鋼)は一般的に使われていますが、ヤスキ鋼、青紙鋼の特性については全く知りませんでした。また、切れ味は「あま切れ」「長切れ」など専門用語で、大工さんであれば当たり前なのか、良く分からない表現です。この状態で、道具を買おうと思っても、いったいぜんたいどれを買っていいものか全く見当がつきません。

 木匠塾では全員に3種類の鉋が貸与されます。刃のサイズ65㎜と70㎜それに台直し鉋です。職業訓練校→木匠塾生と引き継がれ、かなり年季が入ってはいますが、上手に研いで、鉋台を整えれば、すごく良く切れます。(おかげ様で最近、切れ味の良し悪しが少し分かって来ました)<下の写真は貸与された鉋です>
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 刃の研ぎも、訓練の成果か真っ直ぐになって来ました。節を削ると刃こぼれまではいかなくても、刃先に小さな傷が入ってしまい、削った部分に筋が入ります。その時は研ぎ直しですが、現在は刃先を厚鑿(あつのみ)と同じ30度に仕上げて傷が入り難くしています。自宅からDIYの安価の鉋を持ち込んで同様に研いで使用していますが、貸与されている鉋と比較して、節に弱く、また切れが長続しません。多分これが、「長切れ」しないと言う事だと思います。<下の写真は研いだ後の鉋刃です>
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 今回、手始めに購入したのは、替刃式鉋です。購入理由は、①プロも認める切れ味、②素人の私も本物の切れ味が試せる③予備の鉋として替え刃とセットで準備しておけば万が一の刃こぼれに対応できる。
 刃物メーカーとして有名な会社の製造した製品をヤフーオークションで購入しました。現在は生産中止となってしまいましたが市場には本体、替刃の在庫があり入手可能です。この鉋と比較する事により刃研ぎの良し悪し=切れの良し悪しを判別しています。<下の写真は購入した鉋と替刃>
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 刃研ぎの後に切れを比較しますが、まだまだ替刃式にはかないません。ただし、替刃式の切れに近づいている事は分かるようになってきました。切れる鉋は木の繊維を薄く削り、ストッキングのように透けて見えます。鉋刃の全体にそのような削りカスが出た事は、まだ一度もありませんが、それを目指して日々訓練に励んでおります。最近、腕が上がって来たので(あくまでも自己評価)自分の鉋を購入しようと思っています。頼りになるのは、やはり佐々木先生! 安くて、良く切れて、刃こぼれしなくて、研ぎが楽な鉋を紹介してくださ~い。そんなのありませんよね。予算に応じた良い物を紹介お願いします。後は腕でカバーしますから。・・・カバーしたいと思いますので。いや、・・・カバー出来るように訓練しますのでよろしくお願いします。


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by mokushojuku | 2010-09-10 18:03
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