大工道具、その2

 今日はフィールドワークで神宮備林に行き、推定樹齢千年の大ヒノキを見て元気を頂いた沼野です。
神宮備林の話は、他の方が報告されると思いますので、前回に引き続き大工道具について報告します。
 大工さんらしい道具といえば、鉋(かんな)と鑿(のみ)ではないでしょうか。DIY用として持ってはいましたが恥ずかしながら、実習で教えて頂くまで正しい使い方を全く知りませんでした。今回は、鑿についてです。

 全員に貸与される鑿です(1人分です)。写真上3本が突きのみと造作のみ、左下の4本がたたきのみ(厚のみ)、右下の箱入り10本がおお入れのみ(追い入れのみ)です。加工する物により、この17本を使い分けて仕上げていきます。もちろん刃研ぎも貸与された瞬間から各自の役割となります。
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 今回購入した鑿です。実習室にカタログが置いてあり、先生もお勧め、過去に先輩も購入されたメーカーです。私はヤフーオークションで購入しました。中古で4本使用してあるとの事でしたがほぼ新品状態で手に入れることが出来ました。
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 購入したらすぐに使えるかと言えば、使えません。まず柄の調整です。柄にはかつら(鉄輪)が嵌っています。写真左が購入した状態です。かつらを外し、桂の嵌っていたところを木殺し(玄能で叩いて細くする)して再び嵌め込みます。かつらから柄が少し飛び出した状態にしておきます(写真右)。大工道具の本によれば、この事を「かつらを下げる」と言うそうです。桂を玄能で叩くとばかり思っていましたが、飛び出した木の部分を叩く事により柄の割れを防ぎます。
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 ここまでやれば、使えるだろうと思っていたら、先生から一言「刃も研いだ方がいいぞ」。真っ直ぐ綺麗に機械で研いでいるので、このまま使ってしまおうと思っていましたが、試しに一本研いで見ると、裏押し(裏面を平滑に仕上げる)しないと切れない事が解り、思わずため息が出ました。(下の写真は、買った時のままの状態です。)
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刃研ぎについては後日のブログで報告します。刃研ぎは本当に大変、でも切れの良い刃に仕上がった時は感激します。ここにも腕と技が求められます。



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by mokushojuku | 2010-07-09 23:32 | 木匠塾
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