人気ブログランキング | 話題のタグを見る

青少年山しごと塾 最終日

1月18・19・20日の3日間で行われた「青少年山しごと塾」も最終日。初日・2日目の様子はこちらを参照して頂いて、3日目まずは朝一番のこちらの山から。

恵那山の朝焼け!
青少年山しごと塾 最終日_b0178322_1719519.jpg
みんなより少し早く起きて、馬籠の街を散歩しました。街の展望台で明るくなるのを待って撮影。

本日の「山しごと塾」は、中津川市付知町の木材市場からスタート!
青少年山しごと塾 最終日_b0178322_17312776.jpg
木材の説明をして下さっているのは、牧野義則先生。私達生徒のどんな質問にも親身に答えて下さいました。

お次は同町にある、神宮備林の守り神がまつられている「護山神社」へ。
青少年山しごと塾 最終日_b0178322_174453.jpg
樹齢、約950年の初代大ヒノキの年輪を見て、護山神社の歴史について学びました。

いよいよ車で山へ登って行きます。
青少年山しごと塾 最終日_b0178322_1748022.jpg
本日は渡合(どあい)の山を見学。天気も良く景色も最高!!

作業地に到着すると、まずは集材現場を見学。伐倒(ばっとう)した木材は、ワイヤーを張ってロープウェイの様にして1箇所に集材されていました。

午後からは、実際にチェーンソーを使用しての主伐作業を見学。
青少年山しごと塾 最終日_b0178322_17541452.jpg
講師は日下部鉄夫さん。山仕事に携わること40年以上の山のエキスパート。実は鉄夫さんは加子母の人。しかも同じ小郷区で家もご近所さんでした。

ひとしきり説明を受け、実演をしてして頂きました。フムフム…なるほどなるほど・・・と感心していると、何と木匠塾生も挑戦してみる事に!

初日には安全講習を受け、本日は実際に切る所を見て注意事項を聞きましたが…実際にやるとなると、やはり緊張します!

まず最初に伐倒(ばっとう)方向を決め、木が倒れる時の避難場所を確保します。次に伐倒する木の周囲の笹やツル等を切り、足元の雪を踏み固め、刃物を入れる場所に印をして準備が整いました。

「立木確認、周囲確認、伐倒確認、避難場所確認」を指差し呼称で安全確認したら、いよいよチェーンソーで伐っていきます。まずは木が倒れる方向に「受け口」をつくります。
青少年山しごと塾 最終日_b0178322_18145753.jpg
チェーンソーの傾き・水平・角度・深さに注意しながら刃を入れていきますが…難しい。切れたと思ってチェーンソーを抜くと、切れていない…という状態を何度か繰り返してやっとこさ伐れました。

木の倒れる方向を決める、大事な受け口でしたが上手く切れなかった為、日下部さんに修正して頂きました。今度は、追口(おいくち)を切って木を倒します。

続いてはショウゴ兄さんの登場!
青少年山しごと塾 最終日_b0178322_1823767.jpg
兄さんも苦戦しながらの挑戦となりました。

日下部さんをはじめとする、講師の方々の修正のもと、大きな音と共に無事に伐倒する事が出来ました。
青少年山しごと塾 最終日_b0178322_1824717.jpg
周りの木に引っ掛かってしまう「掛かり木」になる事なく倒せました。ほっと一息!

倒した木は、木の根っこ側にあたる元口(もとくち)を切り、こぐちを整えます。
青少年山しごと塾 最終日_b0178322_18284855.jpg
この作業はスーさんが担当。木匠塾生の中でチェーンソー使いが一番上手でした!

もう1本をイッシーとタッちゃんで伐らせてもらい、全員が無事に伐倒作業を終える事が出来ました。

色々な事を「聞いて・見て・触れて」した3日間。国産材を使用した家造りに携わってきた私ですが、今回の研修で「現在の日本の山の状況、国産材使用の重要性、現地の山での作業等」のより深い部分を学ぶことが出来ました。

今回の研修にて、お世話になった沖田先生、牧野先生をはじめとして、(有)つけち創工社の皆さん、本当にありがとうございました!

皆さんが心を込めて手入れをし、伐って下さった木材を大切に使用して、家造りに励んでいくと固く心に誓った3日間でした!!


中島創造

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログへ
↑ランキング参加してます。クリックお願いします/
by mokushojuku | 2010-01-22 18:49 | 木匠塾
<< 試験まで残り5日?!! 青少年山しごと体験塾 >>